自動車科

自動車科の紹介
  自動車は人の生命にかかわる大変危険な乗り物であることは皆さんもご存じの通りです。 自動車が安全に走行できるためには、日頃からの使用者の点検が必要です。しかし専門的な点検(車検等)や整備は自動車整備士の役割になります。この整備士(3級自動車整備士)を育てることが本校自動車科の目的の一つになっています。工業高校の授業の特色は、教室での授業の他に実技を養う実習という授業があることです。
  自動車をエンジン、シャシ、電装の分野に分け、その専門的な知識や技術、技能を 身につけるために実際の自動車や各種部品の点検、分解、組立、調整などを最新の設備機器を使用して行います。

1年生の実習項目
機械加工 旋盤を使用し、丸棒を加工して製品を造ります。
溶  接 ガスとアークを使用して金属の溶接を行います。
機関基礎 エンジンの基礎的な実技を行います。
電気基礎 電気の基礎的内容を学びます。
2年生の実習項目
エンジン ディーゼルエンジンの噴射ポンプを主に学びます。
シャシ 各部品を分解点検します。(クラッチ、ミッション等)
計測 各部品、材料の点検測定を行います。
電気 自動車の電装品に関する基礎的なことを行います。
3年生の実習項目 
車両試験 自動車の出力の測定、車輪の整列などを学びます。 
電気 燃料噴射エンジンの点検、セルモータ、オルタネータなど。 
エンジン性能試験 エンジン単体の出力、燃費などを測定します。
総合整備 自動車全般について整備点検を行います。