カテゴリ:機械科
機械科 工事現場見学
現在、渋川工業高校周辺で国道17号渋川西バイパスの工事が行われています。道路工事は土木の分野になりますが、現場で使われる様々な建設機械や建設資材は機械科の学習内容とも関連し、さらに安全管理については工業全般に関わることから、工事を管轄する国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所様にお願いし、見学が実現しました。
以下は12/7(水)3年生、9(金)2年生の見学の様子です。
[学校にて実習技とヘルメットを着用し、現場へ移動]
[現地のボードで説明を受ける]
[真剣にメモをとる3年生]
[地盤改良工事見学]
建設車両体験試乗
わざわざ工事を止めて、試乗させていただきました。慣れない高い目線や複雑な操作レバーもさることながら、タブレットやGPSで管理された最新の工事車両を体験することができました。
[ブルドーザー(2年生)]
[タイヤローラー(3年生)]
転圧回数はタブレットで表示されます
[油圧ショベル(3年生)]
生徒感想
地盤改良について資料を見ながら説明を聞き、深層混合処理や機械の様子を実際に見ることができました。実物はとても迫力があり、機械のデジタル化により人のミスが軽減されていることを知りました。普段使っている道路がどのように作られているのか詳しく学べて、とても良い経験になりました。(3年生 S.A.)
実際に現場に行かなければ感じることができない緊張感を感じることができました。現場では思っていたよりも最先端の技術を活用していることがわかりました。今回の現場は登下校で目にすることがあり、詳しい内容を知ることができてよかったです。現場の雰囲気などを実感できて、自分が仕事で現場に出たときはテキパキと行動し次の行動を予測して行けるように心掛けたいと思いました。 (3年生 R.A.)
エポコラム(地盤改良)の作業工程や機械を間近で見て、すごく大きくて迫力がありました。完成時には、道路になっている予定の盛土の現場に立ち入り、重機などの説明をしていただきました。自分が就職する会社の建設機械も数多くあり、これから関わっていく業界の一部でもあるので、作業工程や建設機械により興味が湧きました。(3年生 T.K.)
特に印象に残ったのは、GPSやネットワークを利用して自動化、もしくは半自動化した機械が動く様子を間近で目の当たりにできたことです。事前に説明はありましたが実際に見てみることでより理解できました。また、3点式杭打機のような大型の機械を運ぶ際は法律によりパーツごとに分けて運ばなくてはいけない事や、作動や運べる時間帯にも制限があるなど、とても勉強になりました。(3年生 Y.N.)
地盤改良では、大きい機械の位置をアンテナ(GPS)で確認したり、風向や風速、温度、湿度、騒音などを、数値で表し、作業を実行するか判断していたり、自分が想像してるより細かいところまで作業しているのだとわかりました。また、盛土では、多くの重機の中からブルドーザーとタイヤローラー、ショベルカーを説明してもらいました。どの重機も共通するのが中にタブレットがついており、そのデータを元に作業したり、GPSで動いたりなどと、自動化が進んでいて工事の印象が大きく変わりました。(2年生 Y.K.)
今回の現場にはネットワーク型RTK-GNSSで位置測位、改良位置への誘導、施工の位置の記録が行われていて、ブルドーザーとタイヤローラーには自動制御のマシンコントロールが、またバックホーにはマシンガイダンスが使われていることが分かり、現代の現場において機械、ネットワークがいかに大切かということを学ぶことができました。(2年生 S.S.)
工事現場にもICTなどの様々なデジタル機器が普及し活躍しているということに驚きました。ICT地盤改良工を使いミリ単位で位置を調節したり、ブルドーザーのマシンコントロールで土の高さを一定にしたり、バックホーのマシンガイダンスによるガイド等、経験の浅い人でもベテランの人と同じような工事ができるようになっているのが素晴らしいと思いました。(2年生 R.S.)
機械科 3級機械加工技能士(旋盤)
機械科では、今年度は2年生3名が3級機械加工技能士(旋盤)の取得に向けて取り組んでいます。
夏休みに入った現在は、8/6の実技試験に向けて練習が佳境を迎えています。
制限時間は2時間。暑さに負けず、頑張れ渋工生!
https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken.html
群馬県学生溶接技術競技大会
競技部門 1)被覆アーク溶接(61名) 2)半自動アーク溶接(17名)
期日 2017.2.3(金)/会場 前橋産業技術専門校
この大会は、県内の工業高校と産業技術専門校で溶接を学んでいる生徒を対象とし、日頃練習している溶接の技術を競う大会です。
ここ数年参加選手が増え、今年度も工業科設置の高校10校から延べ78人の選手が参加しました。
競技内容は、両部門ともに厚さ3.2mmの薄板と呼ばれるサイズの鉄板を溶接でつなぎ合わせるものであり、作業状況(手順・安全遵守)、表裏の外観検査、曲げ試験を経て得点化されます。25分間で準備、溶接、仕上げ清掃を行い、現地での練習はできません。昨年は被覆アーク溶接部門で現機械科二年生の青木啓将君が3位入賞、一昨年は個人入賞はなりませんでしたが、参加選手の平均的な出来映え競う団体で2位に入っており、渋工の選手が活躍している大会でもあります。今年度は被覆アーク溶接部門に一年生の今井君、小平君、半自動アーク溶接部門に二年生の石倉君、小林君が出場しました。4人は12月の期末試験終了後から本格的に練習を開始し、冬休み中の講習会参加なども含め練習を重ねてきました。
大会前の最終練習では、4人とも入賞の可能性がある上々の仕上がりでしたが、本番は初めての会場で練習なしの一発勝負という難しさがあります。4人ともに日頃のできと比べると外観的にやや不満の残るできでしたが、後日の曲げ試験結果を含めた総合で、石倉君が見事3位に入賞しました。ご声援ありがとうございました。